東京都補助金(助成金)制度のお話です。
現状の制度では、先進的窓リノベ事業とよくにておりまして、製品の種類(断熱性の高低)、窓の大きさによりそれぞれ補助金額が決まっております。
従来ですと見積金額の税抜きの1/3という計算でしたが、令和7年5月より規約が改正されており、窓リフォームに対する補助金額は前制度よりは相対的に少なくなっております。
事業名は『既存住宅における省エネ改修促進事業』です。
内容としましては、国の補助金(助成金)制度と似たものでございます。
二重窓(内窓)工事、真空ガラス「スペーシアクール」工事、アルミ樹脂サッシ、樹脂窓カバー工法交換工事、ドア(勝手口ドア、玄関ドアのカバー工法交換工事で補助金を受け取ることが出来ます。
ちなみに、各自治体の補助金と併用出来る場合がほとんどでございます。
それでは、詳細をご説明させて戴きます。
今までは、国、区市町村単位での補助金・助成金制度は多かったのですが、平成29年度から東京都でも補助金制度を実施しております。
目的は、やはり高断熱の窓にすることで、冷暖房機器の稼働率を抑えて住宅におけるエネルギー消費量を押さえることでございます。
ここでは、対象となる断熱窓の工事や商品をご紹介致します。
①二重窓(内窓):既存窓の内側に新たに窓を新設
②エコガラスへの交換:既存窓を利用して、ガラスを真空ガラス「スペーシアクール」などのリフォーム用断熱ガラスに交換する
③アルミ樹脂サッシカバー工法工事:既存窓を取り除き、ペアガラス等を使用した断熱性のある新たな窓に交換する
④玄関ドア、勝手口ドアの断熱ドアへのカバー工法交換工事
1.内窓設置
グレード(熱貫流率) | 窓1箇所辺りの面積 | ||
2.8㎡以上 | 1.6~2.8未満 | 0.2~1.6未満 | |
P(1.1以下) | 53,000円 | 36,000円 | 23,000円 |
S(1.1~1.5以下) | 43,000円 | 29,000円 | 18,000円 |
A(1.5~1.9以下) | 17,000円 | 12,000円 | 8,000円 |
B(1.9~2.3以下) | 11,000円 | 9,000円 | 7,000円 |
2.外窓交換(カバー工法)
グレード(熱貫流率) | 窓1箇所辺りの面積 | ||
2.8㎡以上 | 1.6~2.8未満 | 0.2~1.6未満 | |
P(1.1以下) | 11,000円 | 81,000円 | 54,000円 |
S(1.1~1.5以下) | 99,000円 | 73,000円 | 49,000円 |
A(1.5~1.9以下) | 78,000円 | 58,000円 | 38,000円 |
B(1.9~2.3以下) 防火仕様の場合は2.9 | 52,000円 | 38,000円 | 25,000円 |
3.ガラス交換
グレード(熱貫流率) | 窓1箇所辺りの面積 | ||
2.8㎡以上 | 1.6~2.8未満 | 0.2~1.6未満 | |
P(1.1以下) | 36,000円 | 22,000円 | 7,000円 |
S(1.1~1.5以下) | 24,000円 | 16,000円 | 4,000円 |
A(1.5~1.9以下) | 20,000円 | 12,000円 | 3,000円 |
B(1.9~2.3以下 集合住宅は2.9以下) | 13,000円 | 8,000円 | 2,000円 |
4.ドア交換
グレード(熱貫流率) | 助成金 |
P(1.1以下) | 11,000円 |
S(1.1~1.5以下) | 99,000円 |
A(1.5~1.9以下) | 78,000円 |
B(1.9~2.3以下) | 52,000円 |
1.対象者
対象者は、都内にお住まいまたは、都内に戸建て、分譲マンション、賃貸住宅を所有する個人または、法人となります。
2.期間
令和7年5月~令和7年3月31日
3.申請条件
1申請当たりの高断熱窓と高断熱ドアの助成金額の合計が5 万円以上の工事を対象とします。
例えば内窓設置をSランクのもので1800mm×1800mm(大)1箇所と900mm×900mm(小)を設置した場合、大は43,000円の補助金、小は18,000円の補助金となります。
合計は、61,000円の補助金となりますので、申請が可能ということになります。
ガラスは真空ガラス「スペーシアクール」に限ります。カバー工法ではアルミ樹脂サッシでYKKapマドリモ、リクシルのリプラスでAランクいじょうのものが対象となります。
あと一番重要な条件ですが、建物の所有者様が申請者様となることでございます。
申請は、弊社が代行で行わせて戴きます。
お客様には、書類をご準備戴くものがございます。
1.ご本人確認書類
(免許証のコピー、パスポートのコピー、マイナンバーカードのコピー) 1部
2.平面図のコピー 1部
3.補助金をお振り込みする口座の通帳の表紙と1ページ目それぞれ 各1部ずつ
(通帳が無い場合、金融機関によってはネット状の通帳のようなページのPDFや金融機関名、支店番号、口座番号等が記載されておりますカードなども可能です)
5.建物の全部事項証明書 1部
お客様には、これらの書類をご準備して戴きます。
東京都の補助金の詳細は、下記URLをご参考にして下さいませ。