こちらでは防犯ガラスについて紹介いたします。
窓の防犯ではシャッター工事、面格子工事、防犯錠工事などもございますが、やはりメインは、「防犯ガラス」への交換工事となります。
防犯ガラスは、中央の特殊フィルムの厚みや種類がポイントです。
防犯ガラス「セキュオ」は、ガラスとガラスの間に特殊な中間膜や割れない素材を使用した合わせガラスの一つです。いかに時間を掛けさせるかということで、防犯ガラス「セキィオ」は、単板で5種類、その他、防犯ガラスとペアガラスとの複合ガラス「セキュオペア」や真空ガラスと防犯ガラスの合体ガラス「スペーシア守」など多くの種類が発売となっており、窓ガラスへの防犯対策がより重要になっている証といえます。
また、よく「網入りガラスも防犯のためにあるのですか?」というご質問をお受け致しますが、網入りガラスは、網の無いガラスと同じくらいに防犯性はないと言ってもいいでしょう。網入りガラスは防火ガラスとして使用されています。むしろ、ガラスの落下を極力抑えるものですので、かえって「音」を嫌う空き巣ねらいからすれば作業はしやすいというものです。
また、強化ガラスなども安全ガラスとして使用はされますが、防犯性はなくそれほど期待できません。
また、防犯ガラスを取り付ける場合には、島田硝子店では、防犯補助錠の取り付けもおすすめしております。防犯ガラスは絶対ではないので、二重、三重に対策をとることにより一層、防犯性を高め、より安全にお過ごし戴きたいと考えているからです。
また、意外と知られていないのが、防犯ガラス「セキュオ」は紫外線(UV)を99.9%カットするということです。中間のフィルムが紫外線をほぼシャットアウトします。
ガラスとガラスの間に約0.76ミリ(30ミル)の中間膜を挟んだ防犯ガラスです。安全・飛散防止を目的とする合わせガラス「ラミペーン」に比べて中間膜は2倍の厚さがあります。ドライバーを使った「こじ破り」が困難です。
一番防犯性の低い防犯ガラスで、中間膜も比較的薄いものですので、あまりお勧めは出来ません。
おすすめです!
ガラスとガラスの間に約1.52ミリ(60ミル)の中間膜を挟んだ防犯ガラスです。戸建て住宅やマンションなどで、ドライバーを使った「こじ破り」はもとより、小型バールを使った「打ち破り」に効果を発揮します。
最もポピュラーな防犯ガラスで、島田硝子店でもよくでる防犯ガラスです。
ガラスとガラスの間に約2.28ミリ(90ミル)の中間膜を挟んだ防犯ガラスです。マンションや店舗などで、小型のバールやハンマーを用いた凶暴な手口の「打ち破り」にも抵抗します。
この防犯ガラス「セキュオ90」は、厚みが厚いため、木造用サッシではガラス開口(溝幅)に入らないため、マンションなどのビル用サッシといわれているサッシのみに使用出来ます。
あまり一般的ではない防犯ガラスです。
おすすめです!
ガラスとガラスの間に約1.2ミリの強靭なポリカーボネート板と中間膜を挟み込みました。「こじ破り」はもとより、小型バールを使った「打ち破り」対策にも効果を発揮します。戸建て住宅やマンションにおいて防犯対策をより重視する場合に適しています。
防犯ガラス「セキュオ」の中でも、木造用サッシ、マンション用のサッシでも対応できるガラスの中では、最高クラスの防犯性能を誇る、防犯ガラスです。
ポリカーボネート板とは、特殊な強化プラスティックで、たたいても割れない素材として有名です。もちろん穴あけ、切断は出来ますが、ガラスとガラスとに挟まれたポリカーボネートを打ち砕くのは困難を極めます。
ちなみに、ポリカーボネートは、カーポートや高速道路の脇の材料、手すりガラスの代わりなどに使用され、その強度はお墨付きです。
ただし、そんな防犯ガラス「セキュオSP」でも、絶対はないので、時間を掛ければこじ開け侵入は出来ます。従いまして、防犯の基本「いかに時間を掛けさせるか」ということを念頭に、防犯補助錠の設置など、二重、三重の防犯対策がより万全を期するということになります。
右の写真は、「セキュオSP」の破壊前後の写真です。ちなみに、破壊はハンマーで30秒間ほど連続で叩き続けました。
ガラスそのものは粉々になりますが、中間の「ポリカーボネート板」は殆ど損傷していませんでした。
超強度の防火ガラス「パイロクリア」とフロート板ガラスの間に約1.52ミリ(60ミル)の中間膜を挟みました。店舗など大開口の「打ち破り」に抵抗力を発揮します。防火区画のガラスとしても使用でき、ワイヤを使用していないのでわずらわしい網目が目に入らない、クリアな視界の防火・防犯ガラスです。
このガラスは、木造用サッシには対応できませんので、マンション用サッシや店舗サッシやフロントサッシなどに使用します。
セキュオシリーズにガラス三重、ポリカーボネート板(又は特殊中間膜)二重の超強力防犯ガラスが登場。
多層構造なので、ドライバーによるこじ破りやバールなどによる打ち破りの手口に対し抜群の耐貫通性能を発揮します。さらに、耐炎性能も優れていますので、焼き破りにも効果を発揮します。
中間にポリカーボネート板を使用したセキュオHG1はやや乳白調の透明ガラスとなります。
防犯ガラスにこれだけの種類があると、ではどれを選んだらいいの?ということになりますので、島田硝子店のおすすめの防犯ガラスをご紹介致します。
下記の表のように、防犯ガラス5種類はランク分けされております。
表の見方は、縦軸、横軸ともに数値の高いものほど防犯性能が高いという見方です。
打ち破り手口に関連付けられる防犯性能 | ||||||
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P1A | P2A | P3A | P4A | P5A | ||
こ じ 破 り に 関 連 付 け ら れ る 防 犯 性 能 | P1K | |||||
P2K | セキュオ30 | |||||
P3K | セキュオ60 セキュオPY | セキュオ90 セキュオSP |
※P1A~P5Aというのは、一定の大きさ・形のガラスに対し、一定の重量の鉄球をある高さから落し、その高さの距離によって貫通しないと認められたものをランク別にしているものです。数字が大きいほど、強い防犯ガラスとなります。
※P1K~P3Kというのは、「こじ破り」の実験データに基づいたものです。
数字が大きいほど強い防犯ガラスとなります。
P1K | ドライバーによるこじ破りに対し、防犯を期待できるレベルまでにはならないが、単板ガラス、網入りガラス、強化ガラスとの比較においては防犯性能が認められたもの。 |
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P2K | 補助錠を併用して、ドライバーによるこじ破りに対し防犯を期待できるガラス。 |
P3K | ドライバーによるこじ破りに対して、防犯を期待できるガラス。 |
というデーターは板硝子協会基準のデータを参考にさせて戴いた一般的なデータです。
島田硝子店でのおすすめさせて戴きます防犯ガラスは、下記のものとなります。
●木造戸建てにお住まいのお客様には、防犯ガラス「セキュオ60」 防犯ガラス「セキュオSP」
をおすすめしております。
●マンションにお住まいのお客様には、防犯ガラス「セキュオ60」 防犯ガラス「セキュオSP」 防犯ガラス「セキュオPY」
のいずれかをおすすめしております。
●この表にはない、ガラスが三重構造の超強力防犯ガラス「セキュオHG(ハイグレード)」は焼き破りにも対応出来る最強の防犯ガラスです。
しかし、サッシ戸車への負担を考えなくてはなりません。
防犯ガラス「セキュオ」の取り付けでは、シーリング施工をする場合もございます。特にマンション用のサッシ、事務所、店舗用サッシなど木造用サッシ以外には、シーリング施工で行います。しかも、シーリングがガラスとサッシを強力につける材料ですので、防犯性もより高まるということになります。
お問合せからサービス提供開始までの流れをご説明いたします。
まずは、メール、お電話、FAXでご相談内容をご説明下さいませ。
平日はお仕事で忙しいという方のために、土曜日もご相談を受け付けております。
とりあえず概算見積りというお客様は、現在の窓状況や大体の大きさをお聞きし、メールやFAXにてご返答させて戴きます。
何をしてよいかわからないというお客さまには、お伺いさせて戴き、お話にじっくりと耳を傾け、時間をかけて丁寧にヒアリングし、入念な現地調査をいたします。
ヒアリングを元に、お客様のご自宅、ご予算に合ったご提案をさせて戴きます。一つでもご不明点がございましたら、お気軽にお申し付けください。
正式見積の内容でよろしければ、ご契約となります。
それから、製品の製作になります。
メーカーからの納期がわかりましたら、工事候補日をご連絡させて戴きます。
ご都合はよろしくなければ遠慮なく申し付け下さいませ。ご相談させて戴きます。
工事日を決定して、工事をさせて戴きます。工事完了後、現金でお支払い戴くか、請求書お渡し後、1週間以内でのお支払いとなります。
※工事内容により、前金を戴く場合がございます。
ここでは弊社サービスの目安料金についてご案内いたします。
サービス名 | 大きさ(mm) | 金 額 |
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セキュオ 30(日本板硝子) (透明ガラス3mm+中間膜0.8mm +透明ガラス3mm) | 1700×1700 | 70,000円~ |
セキュオ 60(日本板硝子) (透明ガラス2.5mm+中間膜1.5mm +透明ガラス2.5mm) | 1700×1700 | 77,000円~ |
セキュオ SP(日本板硝子) (透明ガラス3mm+ポリカーボネート板1.2mm +透明ガラス3mm) | 1700×1700 | 110,000円~ |
ご不明な点がございましたらお気軽にお問合せください。